ファンクションポイント系見積りのメモ
ソフトウェアの「規模」を見積る。「工数」の見積もりではない。
工数は、見積もった規模を元に、
などを加味して求めるのかな?
参考書籍
ソフトウェア開発見積りガイドブック―ITユーザとベンダにおける定量的見積りの実現 (SEC BOOKS)
- 作者: 情報処理推進機構ソフトウェアエンジニアリングセンター
- 出版社/メーカー: オーム社
- 発売日: 2006/05/01
- メディア: 単行本
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ファクションポイント系見積もりの種類
名前 | 利用できるフェーズ | 誤差 | 説明 |
---|---|---|---|
IFPUG | 外部設計完了後 | 小 | 機能やデータのファクションを数え、重み付けして見積もる。一般にFPと言えばこれを指すと思う。 |
FP概算法 | 要求定義後 | 中 | FTRやDETの数値なしで求める。NESMA法のひとつ。 |
FP試算法 | ビジネスモデリング後 | 大 | データファンクションの数のみで求める。NESMA法のひとつ。 |
どの方法を選ぶか?
フェーズが進むにつれて、より詳細な見積もりが出せるようになるし、必要にもなる。
従って、フェーズに応じて、より精度の高い見積もり法を選択していくのがよい。
利用の例(あくまでもシナリオのひとつです)
IFPUG(International Function Point User Group)法
外部設計完了後に見積もる場合に用いる
手順
1.ファンクションを数える
1.1.トランザクションファンクション(処理の主目的により類別)
アクターとシステム境界とのやり取り(人だけでなく、他システムももちろんアクター)
- EI:外部入力:エントリなど
- EO:外部出力:何らかの処理を行った上で出力
- EQ:外部照合:単純な出力
1.2.データファンクション
- ILF:内部論理ファイル:システム内部で保存するもの
- EIF:外部インターフェイス:保存せず、参照のみ
なお、機能数は、ユーザから見て意味のある数。ユースケースの粒度と同レベルと考えてよさそう。
また、データは、概念モデルの塊と考えればよさそう。
2.未調整ファンクションポイントを求める
以下の要因により、複雑度を求めて重み付け
2.1.トランザクションファンクション
- FTR:関連ファイル数
- DET:データ項目数
2.2.データファンクション
- RET:レコード種類数
- DET:データ項目数
⇒マトリクスはCPM( Counting Practices Manual)に定められているということだが、見つからない。このサイトが使えそう。
3.調整する
オプション。