法人成りに伴って、法人口座を開設した

法人化後、法人口座を開設した。
バーチャルオフィスで、固定電話番号をもたないと審査落ちやすいと聞いたので、ちょっとビビりながら開設手続きをすすめた。

どこの銀行に開設するかを決めた

まず、銀行の種類による特徴を調べた。

  • ネット銀行
    • 比較的口座を作りやすい。振込手数料が安いので、1つ作っておきたい。24×365使えるなど、利便性が高い。
    • 顧客からみた信用力はイマイチ。公金を中心に口座振替に使えないところが多く、ネット銀行だけで100%カバーは難しい。
  • メガバンク都市銀行
    • ネームバリューがあり、審査が比較的厳しいため、顧客からの信用力は高い。※審査の敷居は下がってきているらしい。
    • 手数料やサービス時間はネット銀行より劣る印象だが、銀行により差異がある。
  • 信金・信組
    • 中小企業へのサポートが手厚く、創業支援も手厚い。
    • 以前、「信金・信組から融資を受け、支援を受けることで経営健全化につながる」と聞いたことがあり、ヘェ〜と思った次第。
  • ゆうちょ銀行


結果、以下の2行に開設する(チャレンジする)ことにした。

  • ネット銀行(支払用)
  • メガバンク(入金用、公金等の支払用)

口座開設を断られる理由をつぶした

冒頭に記載したとおり、ネックは2点

  • バーチャルオフィス、レンタルオフィス(両方提供しているオフィス)
    • 在宅で仕事をするので、オフィスの固定費を払いたくない。
    • →郵便物をきちんと受け取れるよう、郵便物の通知オプションをつけた。
    • →実態があることを確認できるよう、レンタルオフィスに社名を掲示してもらった。
  • 固定電話番号をもたない
    • 1箇所にいないので、仕事の連絡は携帯電話である。固定電話転送という手もあるが、固定費は払いたくない。
    • →以前から利用していたビジネス用の050電話を継続。

そこで、銀行の気持ちになってみた。

  • 実態のある会社か
    • → 登記済みであること。顧客との契約書を整えた。
  • 簡単につぶれなさそうか
    • → ある程度の資本金
  • 事業の内容が明確か
    • → 個人事業の実績をアピール。HPを作成。

ネット銀行

ネット銀行を選ぶ際に検討したこと

  • セキュリティ対策がきちんとしていること(絶対!)
  • 手数料が安いこと(絶対!)
  • 利便性が高いこと
  • サービス内容が自分の希望にマッチしていること
  • ビジネスにふさわしいイメージであること
    • 名前が硬いこと
    • ウェブサイトに安心感があること

某ネット銀行で手続きを行った。

  • オンラインで申し込み、申込書を印刷・押印・郵送した。
  • 5日後、追加情報の入力を求められた
  • 5日後、審査完了の連絡があった
  • 4日後、キャッシュカード等到着

その後、申込書の郵送が不要になったらしい。

都市銀行

メガバンクを選ぶ際に検討したこと。

  • セキュリティ対策をHPで謳っており、納得感があること(絶対!)
  • 口座維持手数料がかからないこと

メガバンクに決め、手続きを行った。

  • オンラインで申し込み
  • 翌営業日に、書類確認通過。面談設定の案内。
  • (自己都合で10日後に)
    • オンラインで面談。事業の内容や個人事業からの経緯など説明。
    • 証明書等をアップロード。
  • 翌営業日に、審査通過連絡。(電話!)
  • 2日後、申込書到達、返送(住所確認を兼ねる)
  • 1週間程後、通帳、カードを受理

事業の実態等のほか、以下の内容を評価している様子。

  • 電話を受けることができる
  • 書留を受け取るとができる

所感

ネット銀行、メガバンクといっても、それぞれ特徴がある。個人向けと法人向けでサービス内容や手数料も違うことがあるので、よく調べること。手続きは、スピーディで合理的であり、面談や問合せにも丁寧に対応していただいた。準備は十分に行うが、恐れすぎることがない。それぞれ事情が異なると思うので、専門家に相談するのもよい。
口座開設に要する期間は、銀行の種類により異なるが、メガバンクの場合1ヶ月程度は想定しておいたほうがよさそう。準備が整い次第、早めに着手すること。