CSSNite in Ginza, Vol64 「Webテキスト表現術」
夕方のミーティングが思いがけず流れたので、CSS Nite in Ginza, Vol.64(2012年7月19日開催)に参加しました。CSSNite 久しぶりやなあ。
再帰は、facebook で仮登録すると、申し込み開始時にメッセージで案内してくれるようになっているらしいのですが、ミーティングとブッキングしたので諦めてました。ブラボー!
テーマ
今日のテーマは、「文才からの開放〜設計思考で書く!Webテキスト表現術」。なかなかググッとくるタイトルです。
Web デザインの人ではないので、なんだかピラミッド・ストラクチャ*1とか、ロジック・ツリー*2とか、そういうものをぼんやりとイメージして出かけてしまったのですが、もっとシンプルで、もっとグッときます。
内容
エンタープライズ系のシステムに関わる立場として、今日は提案書のストーリーについて考えてながら聞いたので、何かと対比して書きます。
最初にまとめ
最後の締めのコメントがぐっと来たので、まず書きます。
「良質なテキストは、”めんどくさい”を越えるためのジャンプ台である」。
これは、このまま提案書に当てはめられます。買い手が法人の場合には、購入を決める理由は個人とは異なるけど、相手に何を越えて欲しいか意識しているだろうか?「どんなアクションをとって欲しいかハッキリ言おう!」などと奇麗ごとを言っているけど、実感として感じているか?相手は本当に”越えたい”と思っているのか?何を”越える”のか?”越えてもらう”にはどんな後押しをすればいいのか。
あ、独り言でした。さっさと次いきましょう。
5つユニークなキーワードで Tips を挙げていたけど、メモしたふつうの言葉で書いちゃいます。
スライドも、動画も、本家でアップされるようなので、本物はそちらでどうぞ。(@TODO リンク貼ります)
そしてはじめに
Web Writing は、コンバージョンを達成するためのスイッチ
(独り言:プレゼンに置き換え、”受注”または”次の声かけ”をコンバージョンと言い換えてみるといいなあ)
その1 全体像を見出しで把握できること
独り言:プレゼン資料書くときも、アウトラインでストーリー作ってから中を埋めますよね。あれです。
その2 歯痛のエクスペリエンス/ユーザビリティ
(歯が痛くて歯医者を涙目で探すときに、医者の腕がどうとかは二の次になるように、)
人は Web ページを見る時に、緊急性が高ければ、必要ない情報を排除し、必要な情報のみ見る
見たいキーワードが、どういう緊急性で出てくるのかを意識すべき。
その3 インパクト
言葉の距離が遠いものをぶつけると、インパクトが大きい。
感想:ただし、いつも思うんだけど、遠ければいいってものではなく、遠いなりにぶつけた際に心地よいとか、程よく引っかかる組み合わせがあって、言葉を好きにならないとよい組み合わせは出てこないのではないかと思う。
その4 レイアウト・サッカー
- ピッチ:UI
- ボール:目線
- 選手 :パーツ
- ゴール:コンバージョン
コンバージョンに結びつくボタンなどをどこに置くか、ゴールまで目線をどう誘導していくか(見出しや写真)を考える
その5 アンダー300ライティング
PC の画面で見る場合、文字列を1つの画像として見る。
ひと画面に入って、ぱっと見てうるさくない量は300文字程度。
テキストの設計について
■構成
構成はこんな感じ。(いわゆる起承転結だけど、Web ページに置き換えてみると。)
- 起:Top ブロック
- Topページ
- 承:コミットブロック(誰に関係あるのか)
- グローバルメニュー
- 転:オブジェクトブロック(具体例)
- サービスメニュー
- 結:クロージングブロック
- お問い合わせ
■文章を組み立てる順番
こんな順番で文章を組み立てていくとよい。
1。制限文字数を決める(300文字とか)
2。伝えるべき”単語”を決める
3。Web の伝達方法と対比させながら設計していく(構成に置いていく)