品質マネジメントについて

ISO9000における品質のマネジメントに関する定義をもとに、理解内容を記述。

品質マネジメント(quality management)

企業が顧客に対して提供するサービスや商品の品質を確保する、組織的でシステマチックな活動、と解釈した。
※企業に限らないと思う


以下の4つの活動を含む

  • 品質計画
  • 品質管理
  • 品質保証
  • 品質改善

品質計画

品質要求事項を満足するための計画を策定する活動。策定する「計画」とは、基準等のこと。
なお、品質要求事項は、顧客に対してサービスや商品を提供するという観点から、顧客や市場、事業環境から要求として出されたり、経営者からだされるものと思われる。

品質管理(quality control)

「品質計画」に従って(計画で策定した「基準」に照らして)、顧客に対するサービスの質を確保、向上するための一連の活動。
単なるサービスや商品を提供する活動ではなく、品質確保や向上を意図している点、すでに策定済の品質計画に則っている点が特徴的である。

品質保証(quality assurence、QA)

品質が保たれていることを確認し、証拠を示して保証する活動。
成果物を直接検査する、途中過程を監視することにより品質を保証する場合がある。アウトプットとプロセスの両方をチェックすることにより、品質が保たれていることを保証するのか。

品質改善

品質マネジメントに包含される、これら一連の活動における、製品やプロセスに対する改善活動
プロセスや製品の質をよくする活動が改善活動で、その結果が「改善」である。
品質マネジメント活動自体がPDCAサイクルを回してると考えられるが、品質改善活動の中でも、小さなPDCAを回すと考えられる。