Webアクセシビリティ
Webアクセシビリティの指針と検証方法を調べたメモ
※アクセシビリティのみにフォーカスしており、「よいWeb画面」との間にはギャップがある点に注意。
プラクティス
- (必須)指針に目を通し、概要と重要度が高いものの対策を理解して開発
- (任意)静的解析ツールとして、富士通アクセシビリティ・アシスタンスを使用する。
どなたかのサイト
規格、指針
JIS規格
http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.htmlより閲覧可能(ダウンロードや印刷はできない)
JISX8341-X(JIS高齢者・障害者等配慮設計指針−情報通信における機器,ソフトウェア及びサービス)
- 第1部:共通指針
- 第2部:情報処理装置
- 第3部:ウェブコンテンツ
特に第3部は、具体例が豊富なので、画面デザインのガイドラインとしてほぼそのまま使える(抜粋して新たなガイドライン化するほうがよいかも)
※第5部まであるが、省略。
※JISはA4サイズの紙ベースで購入可能。JISCサイトを参照。
- メール。アドレス等は、上記JISCサイト参照。
- JSA Web Site
- 書店
ものによりますが、数百円から1万円超といったところのようです。
富士通ウェブ・アクセシビリティ指針
http://img.jp.fujitsu.com/downloads/accessibility/fujitsu_webaccessibility_v2.01.pdf
有名ですね。基本的にJIS規格に則っている。
構成がわかりやすく、優先度順に豊富な例と共に丁寧に解説されているので、実践しやすい。
JISと異なり、PDFがダウンロード可能なのはありがたい。(PDFは編集とコピーができない)
チェックツール
富士通アクセシビリティ・アシスタンス
以下の3つのツールで構成されている。
- WebInspector ウェブサイトのアクセシビリティを診断する。Win2k、XP、Vistaで動作。
- ColorSelector 背景色と文字色の見易さを判定する
- ColorDoctor 表示内容を色覚特性に応じてシミュレーション(Webサイト以外もプレゼン資料等にも使える)
WebInspectorを使ってみた。
- ファイル/フォルダ指定(サブフォルダも) と URL指定(ローカルドメインもOK)が可能
- 富士通の指針か、JIS規格かどちらでチェックするかを選べる
- 結果が見やすい。富士通の指針で実施したが、どのページの何行目にどんな問題あるか、その優先度と指針へのリンクがあり、対応しやすい。ちなみに、結果はIEで表示された。
とても使いやすく、実践的なツールだと感じた。
Web Accessibility Toolbar
ブラウザのツールバーに組み込んで使用する。IEでのみ動作。Win2k、Me、XPでのみ動作。
以下の機能などがある。
使ってみたが。
- 日本語版だが、チェックメニューと結果は英語。
- ローカルドメインはチェックできなかった。残念!