Excel 「だんまり」解消メモ
状況
Excelファイルをダブルクリックして起動すると、起動が極端に遅い。
数分(5分位)待つとまずExcelのアプリのみが起動し、再度Excelファイルをダブルクリックすると、しばらく待ってファイルが開く。
ファイル指定なしでの Excel 起動はサクサクで、「開く」メニュからファイルを指定するとこれもサクサク。
めったに使わない PC なのでしばらく放置してたけど、最近再度使い始めたので不便を感じ、対応することにした。
あれこれ試した後に再起動したら解消したが、何が効いたのかわからない。なので、とりあえず試したことをメモしておく。
環境
試した内容
xls 拡張子に紐付くアプリケーションを再設定した (多分無関係)
1.エクスプローラのフォルダオプションで、xls 拡張子の「開く」コマンドに紐付くプログラムを再設定した。
OFFICE11/ とOFFICE12/ が存在することで、うまく探せないのではないかという予想。
⇒結果:
- 速度は変わらず
- 「アクションを実行するアプリケーション」のコマンド末尾に %1 がついてしまい、起動時に以下のダイアログが表示されるようになる
- 'c:\Domcuments.xls'が見つかりません。(後略)
- 'and.xls'が見つかりません。(後略)
- '<開こうとしたファイル名>'が見つかりません。(後略)
- メッセージが表示されるが、ファイルは開く。
- 「複数バージョンのExcelを共存」を読んだ解釈では、「開く挙動を2回連続して実施しており、同一ファイルを2回めに開こうとした際のエラーのように見える。
2.レジストリを編集し、余計なオプションを削除(拡張子との紐づけを変更すると、余計なオプションを付けてしまうのはバグだとか。)
マイクロソフトサポートオンライン Excel ファイルをダブルクリックで開くと "My.xls が見つかりません" エラー メッセージが表示される
レジストリを起動し、HKEY_CLASSES_ROOT\Excel.Sheet.8\Shell\Open\command の Value の末尾 %1 を削除
Excel11.xlb を再作成した (影響した可能性あり)
C:\Documents and Settings\[ユーザ名]\Application Data\Microsoft\Excel\Excel11.xlb
削除して Excel を起動すると再作成される
※old 等の名称にリネームして Excel を再起動し、問題なければ古いファイルを削除するという手順が推奨されている
削除したファイルのサイズは 521KB。再作成されたファイルのサイズは、14KB。
⇒結果:動作確認してみたが、変わらず。
Excel11.pip を再作成した (影響した可能性あり)
C:\Documents and Settings\<ユーザ名>\Application Data\Microsoft\Office\Excel11.pip
削除して Excel を起動すると再作成される
※old 等の名称にリネームして Excel を再起動し、問題なければ古いファイルを削除するという手順が推奨されている
削除したファイルのサイズは 2kb、再作成されたファイルのサイズも 2kb と変わらず。
⇒結果:動作確認してみたが、変わらず。
PC を再起動した (影響した可能性大)
恐らく先に実施した手順のどれかの影響だと思うけど、PC 再起動後、Excel 起動時に、以下のメッセージが表示された。
- 'ANALYS32.XLL' にアクセスできません。ファイルは読み取り専用であるか、または読み取り専用の場所にアクセスしようとしています。または、サーバ上に保存されているドキュメントから応答がありません。
⇒結果:OKを押すと、サクサクと起動した。
ANALYS32.XLL は、分析ツール(アドイン)のようなので、以下を確認した。
- Excel の「ツール」-「アドイン」を確認すると、「分析ツール」は ON 。
- C:\Program Files\Microsoft Office\OFFICE11\Library\Analysis\ANALYS32.XLL は存在する。
- フォルダは読み取り専用、ファイルは書き込み可。
ついでに試してみた。
- 「アドイン」で分析ツールを OFF ⇒ ON してみた
- 分析ツールで試しにヒストグラム作成してみたら、問題なく使えるようだ
予想
Excel11.xlb か Excel11.pip が壊れていて(恐らく前者。サイズが大きいから。)アドインを探せなかったのではないかな?