ファシリテーションを学ぶ

ファシリテーションは、会議術でなく、チームの成果を最大化するべく、支援すること。



ファシリテーションに関する本にいくつか目を通したので、よさそうなものをピックアップしてメモ。
なかなかエッセンスがコンパクトに詰まった本は見つからなかったのだが。


概要、ツール、道具箱

ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49

ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49

タイトルが道具箱というだけあって、ファシリテーションの場で使えるツールやフレームワークを紹介したもの。


そこに主眼を置いたため、序章はコンパクトで、ファシリテーションとは何か、何を考えなくてはいけないか、どんなスキルが必要かが20ページほどにまとまっている。
ただ、構成がイマイチなので、自分でまとめ直して読むのがよさそう。(まとめ直したものは公開できません。ごめんなさい)


残り120ページほどに49個のツールが紹介されている。一般的な問題解決技法が多い気がする。ただし、多くのツールを適宜使い分けるのは無理なので、お気に入りのツールを見つけるためのカタログという用途にむいていると思われる。各ツールの説明は薄いため、気になるツールは各自で掘り下げる必要がありそう。


フレーズ

今すぐできる! ファシリテーション (PHPビジネス新書)

今すぐできる! ファシリテーション (PHPビジネス新書)

薄くて軽いけど、1つ目の本よりファシリテーション自体の説明が多いため、内容が濃いと感じる。
様々な場面で使用できるフレーズが紹介されている。
すぐ使えるフレーズが多い。
もちろん、場面場面の説明も充実しているので、インデックスから場面を特定してしっかり読むにもむいている。


板書

板書に限定した本。
板書すべきキーワードの抜き出しかた、板書の表現、見える化するための小道具などが紹介されていて、結構面白い。
手書きの例がたくさん載っているので、イメージがつかみやすいし、見てて楽しい。