Trac Lightning を設定

Wiki に加えていろいろ使いたかったので、TracLightning2.2.5 を設定した。

Tracは何ができるか?

参考:Tracを使って開発プロジェクトを楽しもう!:第1回 Tracの紹介とプロジェクト管理|gihyo.jp

  • タスク管理(チケットという)
  • Wiki
  • バージョン管理との連携(Subversion
  • 検索、タイムライン表示
  • フォーラム
  • 管理その他

TracLightningとは

参考:Tracを使って開発プロジェクトを楽しもう!:第2回 Trac Lightningの紹介|gihyo.jp
オールインワン。至れり尽くせり。

インストール

FrontPage - Trac Lightning Wiki よりダウンロードしてウィザードに従ってインストール。
TracLightning-2.2.5.exe 70.8 MB 1399


なお、今回はソフトウェアを作るプロジェクトでないので、MavenとHudsonはインストールしなかった。(という認識であってるかな?)
コンポーネントは、ベースインストール[Trac + SVN] を選択。


インストール後、再起動(泣

起動

コマンドプロンプトから

スタートメニュより「Trac」-コマンドプロンプトから実行」
デフォルトでは80番ポートを使うので使用していたら変更するか、80番を使うプログラムを終了する。

Windowsサービスとして起動

スタートメニュより「Trac」-「サービスのインストール」
Windows サービスに追加される。

動作確認

ブラウザから動作確認すると、( http://localhost/trac/ ) こんな画面が表示される。

これは、 TracLight\CollabNetSVN\httpd\htdocs\index.html



ん〜、でもログ( TracLight\CollabNetSVN\httpd\logs\error.log )みると、エラーでてる。
気持ち悪いなあ。

[Thu Oct 01 21:12:58 2009] [error] python_init: Python version mismatch, expected '2.5', found '2.5.2'.
[Thu Oct 01 21:12:58 2009] [error] python_init: Python executable found 'D:\\TracLight\\CollabNetSVN\\httpd\\bin\\httpd.exe'.
[Thu Oct 01 21:12:58 2009] [error] python_init: Python path being used 'd:\\TracLight\\python\\DLLs\\;d:\\TracLight\\python\\Lib;d:\\TracLight\\python\\Lib\\plat-win;d:\\TracLight\\python\\Lib\\lib-tk;d:\\TracLight\\Lib\\site-packages;D:\\TracLight\\python\\python25.zip;d:\\TracLight\\python\\DLLs;d:\\TracLight\\python\\lib;d:\\TracLight\\python\\lib\\plat-win;d:\\TracLight\\python\\lib\\lib-tk;D:\\TracLight\\CollabNetSVN\\httpd\\bin'.


もう一個、どうでもよいエラーもでてる。

[Thu Oct 01 21:05:36 2009] [error] [client 127.0.0.1] File does not exist: D:/TracLight/CollabNetSVN/httpd/htdocs/favicon.ico

⇒ファビコン要らないんだが、ご要望に応え、favicon.ico 作って置いた。

プロジェクトを準備

新しいプロジェクトを作成

スタートメニューの「Trac」-「コマンドプロンプト」を起動し、create-project xxxx
プロンプトが表示されたら終了。
トップ画面を見ると、新しいリンクが表示されています。


なお、プロジェクトを削除する場合は、データディレクトリを直接削除します。
なるほど、以下の2つのディレクトリを削除すればいいんですね

  • [Trac Lightning Home]\projects\[project_name]\svn
  • [Trac Lightning Home]\projects\[project_name]\trac
アカウントを作成

admin/adminでログインして、ユーザを作成する。
Accounts-Usersで「Add External user」
1人目のパーミッションは admin。
2人目以降はパーミッション設定されていないので、leaderとか、適切と思われるものを設定。


アカウントは、プロジェクトをまたがって共通なようです。
ただし、パーミッションはそれぞれに設定できるようですね。
複数のプロジェクトにログイン可能な場合、どこかのプロジェクトでログインすると、他のプロジェクトでもログイン済となるようです。
これは・・こういうもんなんですね。シームレスですね。シングルサインオンというものがなかった時代の人なので、いちいちビックリですね。

Wiki

編集ボタンが一番下にあるのでちょっと探した。(ずいぶん探した)
アクセスしやすいところにヘルプがあるので、みんな使ってくれるかな♪


チケットへのリンクもできます。

  • #番号で指定
    • 例1) #1
    • 例2) #1,3
      • 1と3のリストへリンク
    • 例3) #1-3
      • 1〜3のリストへリンク
  • tickect: を付けて指定
    • 例1) ticket:1
    • 例2) ticket:1,3
    • 例3) ticket:1-3

SVN

URL

URL は、http://localhost/svn/xxxx/
クライアントPC にインストール済の TortoiseSVN で URL を指定してチェックアウト。
ディレクトリやファイルを追加して add。

リポジトリブラウザ

リポジトリブラウザ( http://localhost/trac/xxxx/browser ) で参照!
快適ですね。

チケット

「チケット」という考えは初めてだったのだけど、タスクだろうが、バグだろうが、連絡事項だろうが、なんでも放り込める入れ物。
マイルストンや担当や期限などを割り当てることができる。

登録

「チケット登録」メニューより新しいチケットを登録できる。
ファイルも添付できる。

変更、削除

「チケットを見る」メニューで変更したり削除したりできる。内容を変更したり、担当を割り当てたり等々。
コメントをつけることも可能。コメントに返信することもできる。

カスタマイズ

「管理」メニューで
チケット登録時に指定する、マイルストン、コンポーネント、優先度、バージョンなどなどの選択脚を追加変更できる。
すでにチケットで使用されていても、削除できるようだ・・そうなのか?


カスタムフィールドを指定できるので、項目も追加できるようだ。
Text、Select、Checkbox、TextArea、Radio コンポーネントが追加できそう。


項目には、デフォルト値を指定することもできる。

検索、レポート

「チケットを見る」メニューの「レポート」リンクでレポートをみることができる。
「未解決のチケット」「未解決チケット (バージョン別)」など、デフォルトでは9つのビューが用意されている。
レポートは追加することもできる。
RSSフィードで配信することもできる。


同じく「チケットを見る」メニューの「クエリ」リンクで、チケットをステータスや担当者などの条件で検索することができる。
クエリは保存できるし、項目と値を指定して、検索結果に対して一括変更することができる。これは楽しい!

メール通知

9/29 Trac Lightningメール通知を設定した。